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~簿記3級 合格への道~第0頁

更新日:2023年7月3日

早速ですが皆さん、簿記へのイメージはどのようなものでしょう?


数字ばかりで難しそう

経理や経営に興味がなければ不要

今更簿記なんて…


と、思われる方が大半ではないでしょうか?

確かに、数字が沢山出てきますし、回答もほぼ100%数字と言って良いでしょう。

数字が苦手な方は、苦手意識を抱くのも仕方がないことです。

また、経理業務に携わる方以外は簿記に触れないで人生を終えることが多いのも確かです。


それでもこのサイトを開いて、この記事を読んでいる方というのは、

ある程度簿記に興味があったからだと思いますので、

私はそんな方たちにまずは簿記を知ってもらおうと思い、

「第0頁」として書いていきます。

具体的な簿記の勉強方法については「第1頁」以降でお話していきますので、

取り敢えずここを読んで、簿記を勉強するか否かを判断して頂ければ幸いです。



某インターネット巨大掲示板の管理人であったひ〇ゆき氏が、簿記の資格について話している動画を見たことがある方もいるのではないでしょうか?

そもそも、簿記というのは、会社や事業のお金の動きを帳簿として記録し、「儲けや損失」・「現預金の残高」・「資産や借金」を明らかにするために必要なものです。

この言葉だけを聞くと、

「会社の経理には関わりありません」とか

「会社経営には興味ありません」とか

「自分のお小遣い稼ぐのに精いっぱいなのに他のお金なんて…」とか

色々簿記を遠ざけてしまう言葉が聞かれます。


でも、皆さん、「お金」に関わらないで生きる方なんて、殆どいませんよね?

そんなに苦手意識を持たずとも、皆さん何かしらの形でお金に関わっていると思います。

例えば、家計を管理する主婦の方や、自分のお小遣いをやりくりしている旦那さん、これから自分が生涯年収をどれだけ稼げるのかを考える学生だって、みんな「お金」と関わりあって生きていきます。



旦那さんの稼ぐ給料の1か月の手取り額が20万円だとしましょう。

家賃や住宅ローンの支払に5万円

水道光熱費・携帯などの通信費に5万円

食費に3万円

教育費に2万円

生命保険や損害保険に2万円

旦那さんのお小遣いに2万円

ここまでで支出の合計が19万円です。

余った1万円が貯蓄や車検などに充てられる。というのが一般的でしょうか。

そのほか賞与があるのかないのか、奥さんは共稼ぎなのか、

それぞれの家庭ごとの事情があると思います。

この家計のやりくりだって一種の簿記の考え方なのです。


これらすべての支出を頭で記憶して整理している家庭は少ないでしょう、

帳簿を付けている方、メモ書きで済ませている方、通帳やスマホ・パソコンで

管理している方など、様々だと思います。



私は大学生の時、一人暮らしをしていました。

親からの仕送りと、自分のバイト代で、どれだけのことをできるのか、どれだけの貯蓄ができるのか…

なんてものを、当然真剣に考えてはいませんでした。

大学卒業が目前に迫っていた時、

貯金が趣味の一つだった私はそれなりの貯蓄がありましたが、

卒業旅行で海外に行きその大半を使ってしまいました。

それから就職し、実家に戻った時両親に、

「俺の大学にかかったお金は全部働いて返すから!」と豪語しました。

私の頭の中では私の大学生活でかかったお金は、

学費の約400万と月々の生活費月々3万×48か月の合計で544万!と思っていました。

しかし、まめに帳簿を書いていた母の口から出てきた数字は800万でした。

そう、家賃55,000円×48か月分が私の頭の中からすっぽり頭から抜けていたのです。

(だ、だって、自分の手元にお金こないんだもん…)


と、これは私個人の話だから、誰にも迷惑はかけませんでしたが、

(私にとっては衝撃でしたが、)

これが会社の経理となると話は別です。

家計レベルでも、支払いを忘れてた!なんてことになると大変なことでしょう。

そこで大事なのが帳簿であり、簿記なのです。



また少し別の話をします…

優秀な営業マンは、自分の営業成績だけを気にしているでしょうか?

答えは、否!です。

自分の営業成績だけを気にして、営業成績だけが優秀な人は、

恐らく一生プレイヤーのままで終わると思います。

若いうちは良いでしょう、気力も体力もあり寝る時間を削ればいくらでも営業活動ができるし、休みも働けばお客様からの評価も高くなるかもしれません。

しかし、歳を重ねると気力も体力も落ちます。家族ができれば家族との時間も確保する必要があります。そのため、一プレイヤーから、マネージャーなどの管理職になることがやはり好ましいのではないでしょうか?

しかし、マネージャーというのは、色々なことに目を向けなくてはいけません。

その中でも大事なのは、その所属しているセクション(支店や部署など)ごとの収支です。

収支管理・採算管理などは、簿記の知識があるのとないのとでは理解の仕方も、速さも、段違いです。

また、収支管理・採算管理をする立場にある人は、その説明も求められることでしょう。

その説明のわかりやすさや、練度も簿記の知識があるのとないのとでは全く別次元だと思ってください。的外れなことを言ったり、説明を求められたときにうまく解説できなかったりと、恥をかく前に、簿記の知識を取り入れておくのも必要でしょう。



さて、遠回りにはなりましたが簿記3級の話に戻ります。

恐らくこのページを読んでいるあなたは、簿記の知識があまりないか若しくは実務で触れてはいるが、正しい知識として整理できていないかのどちらかではないでしょうか?

簿記3級の一般的な合格に必要な勉強時間は100時間程度といわれていますが、

予備知識のあるなしで大幅に変わりますし、数字が苦手か得意かでも合格率は大きく変化してしまうでしょう。

私の感覚で、以下の4段階のイメージを作成しました。


1.数字が得意で、簿記の予備知識もある  ~50時間程度


2.数字が苦手だが、簿記の予備知識がある ~70時間程度


3.数字は得意だが、簿記の予備知識は全くない ~100時間程度


4.数字が苦手で、簿記の予備知識も全くない  ~150時間程度



何故、これほどにも勉強時間に差があるのか。

それは、簿記の考え方や、勉強のコツを掴むまでの時間に差があるからです。

簿記3級は決して難しい資格ではありません。

しかし、勘や運で受かる試験でもありません。

宅地建物取引士やファイナンシャルプランニング技能士(2級まで)などは、

回答が選択式であることから、なんとなくの雰囲気で受かってしまうこともあるでしょう。

しかし簿記ではそれは殆どありません。

ある程度理解して、計算して答えを導き出さなくては殆どが正解となりません。


やっぱり難しいんじゃん?って思うかもしれませんが、

そうではありません。勉強さえすれば確実に受かります。

ただ、キチンと正しく理解し、身体に馴染ませないと勉強に時間がかかってしまうのは事実です。そこで、このHPでは私なりに、「わかりやすさ」を意識して要点をまとめながら、解説していきたいと思います。

この「第0頁」を最後まで飛ばさずに読めたあなたなら大丈夫!

最近は非常に優秀な教科書も沢山あります。 「お金をかけたくない人、取り敢えず勉強してみようという人はここで十分!」

と言えるような情報提供を心がけます!

2022年10月現在の試験範囲を網羅するように努力しますので、

参考にしていただければ幸いです。

また、コメントやメールでも質問・要望を随時受け付けますので、

どしどしご連絡ください!


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